運動負荷心電図による心疾患の発見とバルデナフィル

中高年の人の場合、喫煙や飲酒、肉料理中心の食事、仕事や家庭でのストレスなどといったものが積み重なって、心臓病のような生活習慣病にかかりやすくなります。こうした心臓病を早期発見するためには、病院などの専門機関で適切な検査を受けることが必要となります。なかでも、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患のうたがいがある場合には、さらに精密な判断材料として、運動負荷心電図の測定が行われることがあります。
運動負荷心電図というのは、その名のとおり、運動によって心臓に負荷がかかっている最中の心臓の筋肉の動きをあらわした心電図のことで、通常であればベッドに寝たまま行う心電図の検査とは違い、狭心症などの兆候の見落としが少なくなります。運動の種類としては、階段昇降をしたり、自転車のような装置をこいだり、ベルトコンベアの上を歩いたりといったものになります。このような検査によって、心臓病であることがわかった場合は、冠状動脈形成術などの手術をしたり、硝酸薬などの医薬品を発作のときに服用したりといった方法によって、症状の改善が図られるようにします。
ところで、こうした心臓病の人がED症状を改善をしようとして、一般に出回っているバルデナフィルのようなED治療薬を服用する場合は、特に注意しなければならないことがあります。バルデナフィルには血管を拡張し、血圧を下げるという作用があり、これは性行為の途中で性器に血液が十分に供給されるようにするためには不可欠のものといえます。ところが、心臓病の治療薬である硝酸薬のようなものと併用してしまうと、この作用が過剰にはたらいてしまい、意識がなくなってしまうといった服用があらわれることがあるのです。